配布方法よりもターゲットを絞り込むことが優先
誰に・何をして欲しいのかを考えれば配布方法もはおのずと限定される
チラシを制作する際に最初に配布方法を決めてしまいがちです。配布方法が決まっていれば部数や内容も決めやすく至極当然の流れです。
しかし、まず最初に決めるべきは「誰に何をして欲しいのか?」これをしっかり決めていないと、配布方法も部数も間違えた読みとなり、結果として失敗します。
誰に伝えるのかを考えればチラシが最も効果的に作用する配布方法がが見えてきます。
例えば、カウンター席のみのラーメン屋さんのチラシを作るとすればいったい誰に向けて伝えればよいでしょう?
カウンター席のみであれば、ファミリー層は除外されます。そして、男性客が1人で来店する事の多いのも特徴です。つまり家族と食事をしない男性=独身男性がターゲットとなります。
独身男性をターゲットとした場合、新聞折込はさほど集客に繋がりません。
そのような場合は、独身男性が行きそうな場所に配布にすればよいのです。
まずは店先での街頭配布。通勤などの毎日通るルートですから常連になってもらえる可能性が高く非常に効果的です。
立地が悪ければ駅前での配布がよいでしょう。
そして、カウンター式の居酒屋やバーなど独身男性が通いそうなところに置かせてもらうのが良いでしょう。
経験上、「こちらもお宅のチラシを置きます」といえば快くおかせてくれるケースがほとんどです。
ビールのCMは小学生でも飲みたくなる
理解している事を前提としない。わかりやすさを
飲食店のチラシでよく見かけるのが、1周年キャンペーンで●●が半額!!というものです。
そのような広告はチェーン店のような誰もが1度は食べた事のあるものならそのメリットを見出す事ができますが、1度も食べた事のない人にとっては、それが魅力的な商品なのかすらわかりません。
つまり、1度も食べた事のない人に商品の魅力伝える事がキャンペーンの告知よりも半額というメリットよりも重要なのです。
写真は「美味しそう」という魅力をダイレクトに伝えます。ビールのCMが、ビールを飲んだ事がない人ほど
惹き付けられるように「美味しそう」というイメージをしっかり伝える事がなによりも重要です。
人は見た目で9割を判断するといいます。
しかも0.7秒で判断しているというから驚きです。だからこそ、読ませる前に魅せる。
そして興味づけ、引っ掛かりをつくるのです。それが写真の力です。
しかし、写真はあくまで興味づけのきっかけに過ぎません。
魅力的に感じたものに対して人は情報を欲します。今の人は文章が嫌いといいますが、その商品が魅力的だと感じれば、たとえ長い文章でも読みます。そういったフォローが必要なのです。
キャバクラなどのチラシを見ていてもったいないなと感じるのが、ただ可愛い女の子を羅列しているだけなんです。でも、興味を持つほどに知りたいのはどんな性格なのか?趣味は?話は合うのか?という情報です。
料理も同様にどんな味なのか?というところをしっかりフォローすれば「美味しそう」から「食べたい」という欲求に昇華します。
このように、安さやイベントを告知するよりも商品の魅力を伝えきる事が何よりも大事な事なのです。
継続は力なり。情報を新鮮に保ちつつ変わらない事
何度も目にする事が信頼となり、安心になる
「うちの方が旨くて安いのに、なんでチェーン店の方が儲かるんだ?」と考えた事はありませんか?
しっかりと修行された職人の料理と高校生のバイトでも作れる料理には雲泥の差があります。しかしながら、お客さんは決して味音痴なわけではなく、食べた事がある。見た事あるという安心を買っているのです。
チラシをつくる時は「1周年」や「キャンペーン」など何かしらのイベントを入れなければならないような風潮ですが、決してそうではありません。
企業が会社案内のパンフレットを用意しているように、チラシも「会社案内」のように
「安心」と「信頼」を与えるツールなのです。
望ましいのは、体裁や雰囲気を統一したチラシを時期や季節に合わせた内容に変えながら
年間を通じて配布する事です。そしてお店のイメージを定着させる。
しかし、凡庸では他のチラシにうもれ、ワードやエクセルで作ったようなチラシではデザインの汚さがそのままお店のイメージとなり逆効果になりかねません。
包丁を使えれば誰でも料理はできますが、誰もがお店を持つことができるわけではないように
デザインも積み重ねたノウハウと技術がなければ綺麗には仕上がりません。
「安心」と「信頼」を与えるツールだからこそ、しっかりとしたデザインが必要になります。
当社は、他のデザイン・印刷会社と違い、印刷とデザインを分けています。
一見高く思われるかもしれませんが、1度制作したデザインに関しては、写真・文章の
差し替え(あわせて10箇所まで)をデザイン料無料で行なっています。
そのため継続的にチラシを出す場合、他社のデザイン・印刷を使うよりも格安でご提供しています。
チラシは単発の飛び道具ではありません。
だからこそ、継続してでき、費用対効果の出やすい価格に設定させていただいています。